キングコング西野から学ぶこれからの稼ぎ方_その2
本日は前回の続きをかいて行きます!
前回なんの話をしたかというと、本を読んでキンコン西野さんがマジすごい!って話をしました(笑)
この内容を分かっているだけで「これからの働き方」が見えてきます。
これからは強い者が勝つ!というより、柔軟的な者が勝つ時代なのです。
柔軟的になることは難しいことではなく、「知っておく」ってことが最大のポイントなので
ぜひ、前回と今回の記事を読んでこれからの働き方を知ってみてください!
信用は金のなる木!
このタイトルで言いたのが、お金を稼ぐのではなく“信用”を稼げという事。
前回の記事にも書いたように芸能人はお金を稼ぐために美味しくないものに対しても「おいしい~!」と嘘をつかなければならないのです。
実際は魚がめっちゃ臭かったり、釣りたての魚よりも2~3日置いた魚のほうがおいしかったりするのに事実とは違う事を言って情報を流すのです。
しかしインターネットが誰でも使えるようになった現在その嘘はすぐにバレてしまいます。
だって、グーグル先生に聞けば一発でしょ??
その結果信用がなくなっていくのです。
例えば、マツコデラックスがご飯を食べて美味しいというと本当においしそうと感じるのは、マツコデラックスがお茶の間から信用を得ているからなのです。
アンチをうまく利用して宣伝に使う方法
情報発信者としてキンコン西野さんが特に注目しているのが「アンチとのかかわり方」
西野さんの考えは
- アンチは手放してはいけない
- 議論ほどコスパのいい宣伝はない
どういう事かと言うと
「アンチのような反対意見も積極的にリツイート・シェアして、アンチで従党を組ませる」
そしてアンチが膨れ上がったところの角を押させておくことでオセロのようにあっという間にひっくり返す
そう、西野さんは最初から角を取っているのでアンチがどれだけ騒ごうが最後にはすべてひっくり返すことができるというわけなんですね。
ちなみに西野さんオセロがめちゃめちゃうまいらしいw
負けたことないレベル!!
誰か戦ってみて(笑)
なぜテレビが無料なのか?を理解した時売上はグンと上がる
「えんとつ町のプペル」は販売から4カ月後、突如としてその内容のすべてをインターネット上で無料公開しました。
ちなみに下記サイトで見れます。
↓↓↓
spotlight-media.jp
この公開は吉本のエライ人や出版会社のエライ人には知らされておらず、ツイッターでは大炎上…!!
しかし、これも西野さんの戦略。
その結果として23から24万部で落ちつきかけていた売上は31万部まで伸びました!!!
※ちなみに絵本は5000部いけば業界としてはかなり売れた方
「お金払って買うものを無料にしたら今後同じようなものにお金を払ってもらえなくなるじゃないか!」
このような事を西野さんは絵本の作家さん方の多くに言われたそうです。
いずれも正論ぽいですが、その考えは甘い。(笑)
ではそのカラクリを説明していきます。
その前に、ちょっと質問です。
そもそも皆さんはツイッターにお金を払っていますか??
また、ヤフーやグーグル、そしてテレビ。
なんで利用者はお金を払っていないのにヤフーやグーグルは検索し放題なのでしょうか?
なんで利用者はお金を払わないのに芸能人はお金をもらえているのでしょうか?
…
…
…
…そうです。
そこにはスポンサーがついており、そこから芸能人はギャラをもらい、ヤフーやグーグルは企業から広告費をもらっている。
そして私たちは“無料”で視聴したり利用しているのだが、お金の動きは止まっていない。
つまり、価値がないもの(ゴミのようなもの)を無料でどうぞ!ってしてもお金は発生しない。
しかし、価値があるもの(普通無料にしないようなもの)を無料公開しているからファンが発生してお金が落ちてくる。
テレビが無料なのも、「無料公開をして、視聴者を増やして、そのうち100人に一人でいいからお金を払っていくれる人がいたら、売上が上がるよね」という判断をしたから無料公開に踏み切ったわけです。
マチュピチュを見に行く人の本当の理由とは?
人が行動するときはいつも確認作業である。
ちょっと私の経験の話をさせてもらうと、去年南米ペルーにあるマチュピチュを見に行きました。
マチュピチュは有名だから画像を見たことがある人が多いのではないでしょうか?
今の時代インターネット上で簡単に検索をして画像をポンポン見ることができるのにわざわざ見に行く理由…
それはただの確認作業です(笑)
つまりネタバレしているのもにしか反応してないのです。
人が行動するときはいつも確認作業であって、教科書やテレビで何度も見たことがあるのに、マチュピチュやモナリザ、グランドキャニオンを生で確認しに行くのです。
「人は結構冒険しないものですよ」と本で解説しているくらいです。
人々に“確認作業”という行動を起こしてもらうために、無料公開化をするというカラクリが理解して頂けたかと思います。
著作権は本当に要るのか?と疑問を持った西野さん
西野さんは「えんとつ町のプペル」の著作権をナアナアにした事でファンが勝手に「えんとつ町のプペル」を劇団で使ったり、ラッピング列車まで走ったそうです。
なんと「えんとつ町のプペル」をモジって「チン凸待ちのアナル」とAVも進んでいるらしいw
つまり、「自由に使える」事でセカンドクリエーターたちが
活動することによって多くの人も目に触れられることになったのです。
(この本セカンドクリエイターという考え方が出てくる。これは、自分ではできなけど、
作品に少しだけ参加したいという欲求がある人。ラジオで言う所のハガキ職人のよう方の事。)
そのため、お金も時間もかけず多くの宣伝効果も生み出すことができたのです。
インターネットで一億人が繋がった時代に著作権で広がりを縛るのは得策ではなく、一億人に使ってもらって価値があることを証明したほうが
企業などから大きいオファーが来る可能性が高いわけです。
(これがマネタイズをズラすって事)
お土産屋さんから学ぶ消費者の思考
誰もがもらったことのあるお土産。
その中にもマーケットの仕組みが隠されています。
インターネットがあり通販で買えるのにも関わらず、わざわざその現地でお土産を買う場面を多く見受けられます。
しかも普段買いもしないようなものとかを買ったりね(笑)
その行動の理由は「体験×思い出」という思考がリンクしているからです。
つまり、人はモノにはお金を出さないが思い出には出すという事です。
そこで西野さんが行ったのは展示会のお土産に本の販売ブースを設け本をお土産として購入してもらうという戦略です。
私自身とてもとても参考になりました!
また、本の中には消費者のSNS拡散用の工夫がされています。
この写真を見てください。
工夫わかります?
SNSのための工夫。
ヒント!
ここで注目してほしいのは
- なぜ正方形なのか?
- なぜ西野亮廣とハンコ風のが押してあるのか?
…
…
分かりましたか?
…
…
それはインスタグラムに載せるためです!
インスタグラムは正方形でアップすると綺麗にはまりますよね!
SNSで発信してもらう用に西野さんは工夫されているわけです。
こういったカラクリが私は楽しくてたまりません(笑)
これから生き残るのは「愛される欠陥のある人」
「愛される欠陥のある人」それはお年寄りです。
年を取ることはネイティブに捉えられる世の中ですが、実はそのお年寄りが持っている能力値はとても高いのです。
もし、おばあちゃんが営んでいるお店にあなたが行ったとします。
そこで何個かオーダーしたものの、その中の一つをおばあちゃんが忘れていました。
その時あなたはきっと「しょうがないなぁ~(笑)」とそのおばあちゃんを許すと思います。
そのおばあちゃんが持っていた能力が「愛される欠陥」です。
西野さんは老人のアドバンテージをしっかり理解し、「老人力」を仕事化しなければならないと伝えています。
これから高齢化が進んでいる中でどのように協力して社会を作っているのか私自信も動いていきたいなと思いました。
「革命のファンファーレ」はこれからの社会を生きるために読むべき一冊!
インターネットが普及した今古い習慣や常識が崩れていきます。
それなのにまだ「ゆとりだ!」「さとりだ!」とか上から言ってくる方が残されていきます。
医療がどんどん発達し100歳まで生きる人口が年々増加している中で60歳で定年、のこり40年をどう過ごすか?
現役が終われば安心の時代ではなくなってきているのではないかと感じます。
そんな時代に
- どう適応して自分にしかできない何かを見つけていくか?
- 社会に価値をどうやって生み出すか?
- どうやって一人でも多くの人に届けるか?
その答えが書いてあります。
本当に面白いので興味ある人は読んでみてください!
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実際に私もこれを読んでから本の購入に至りました。
ユニコロ