一発逆転した画期的なパン
「あなたはこのクリームパンを知っていますか?」
一見ごく普通のクリームパンです←
実はこのクリームパン、あるパン屋さんが成功を遂げた画期的なクリームパンです。
今度はヒントを付け加えて質問します。
「あなたはこのクリームパンを知っていますか?」
後ろにひっそりヒントを加えてみました!
東京にお住いの方なら見たことがある人が多いのではないでしょうか?
駅地下や駅周辺にあるこのクリームパン!
そう、八天堂のクリームパンです。
本日は八天堂(クリームパン専門店)の倒産危機を逃れた一発逆転のマーケティング戦略について話していきたいと思います。
これを知ることであなたは、
「なんであの店これしかメニューがないのに売れてるのかな?」
「ついつい買ってしまうのってなんでだろう?」
「なんであの店はいつも行列が出来てるの?」
そういった事に目を向けられるようになり世の中の販売戦略が見えて生活が面白くなりますよ!
八天堂クリームパン最大のおいしさ
ほかのクリームパンにはない最大の特徴が八天堂クリームパンにはあります。
それは…
ひんやりとしたパンという事。
つまり、どストレートに言うとパンが冷たい!(笑)
中のクリームも、もちろん冷たいです。
最初私が食べた時とても衝撃を食らいました…
冷たい!と同時にうんま!ってなりました。
そしてこの八天堂のメニューをご覧ください。
…
…
…
…
中身の味が違うクリームパンだらけ(笑)
売っているのはクリームパンのみです。
しかし八天堂はもともと広島で100種類以上の商品を並べるパン屋さんでした。
(あったかいパンね!!)
※イメージこんな感じ
パン屋で生き抜くにはしんどくなった…
スーパーの普及に伴ってパンの紙業が飽和状態になってしまいました。
これではやばい!!と思い、創業者は100種類のパンの中で「売れているパンはどれか?」を調査したんです。
そしたら、売れているパンは定番のものだけだったんです。
・食パン
・メロンパン
・アンパン
・クリームパン…
冒険していないパンだけが売れていたので、パンの種類をギュッと少なくしたんです。
だけどまだしんどい…
パンの種類を100からギュッと絞ったのにも関わらず、経営は悪化するばかり…
当時八天堂創業の原点を見直そう!と原点を見直したんです。
「食べた人が喜んでもらえる良い商品を、心を込めて製造販売する」
そして購入してもらえるような商品を作ろうと進んでいくわけなんですが、全然うまくいかないんですね。
そこで経営危機の中で情報収集に専心する。
1970年頃までは日本でのパンのスタンダードランキングといえば、
- 1位があんぱん
- 2位がクリームパン
- 3位がジャムパン
- 4位がカレーパン
- 5位がコロッケパン
- 6位がやきそばパン
1970年以降をみても、ジャムパンがメロンパンに代わったくらいで、その後の順番は入れ替わっていないことに気付いたんです。
洋菓子の経験を積んでいた創業者は周りの反対を押し切りクリームパンだけで勝負しよう決めたんです。
冷たいクリームパンを作ったのは飛行機?
クリームパンだけで勝負しよう!とおもったものの、経営業態は最悪。
そんな中売れるマーケットを調査していると…
人口の多い東京が一番あたると確信しました。
八天堂はもともと広島のパン屋さんだったので、東京に発送するためにクリームパンは不向きだったんです。
しかし!!!
「冷やせばよくね?」ってなったのがきっかけで、冷たいクリームパンの販売に至ったそうです。
今では駅地下や駅周辺に販売されており、お土産として購入する方が多いですよね!
あ~食べたくなってきた(笑)
そしてマーケティングがうまいなぁと勉強になりました。
つまりユニの言いたいこと
これって普段の行動でも同じことがい言えると思うんです。
つまり、何かうまくいかない時はやり方をちょーーシンプルにして挑戦してみる!
周りと同じような事だけをやろうとするからうまくいかない事もあると思うんです。
やり方なんてたくさんあるのでコテ先だけを変えるのではなくて、“なんでやるのか?”ココをしっかり振り返ってまたやってみるそうすると自分に合ったことがドカン!と当たるんです。
そして毎日満員電車にのって仕事に行って帰ってくる。そんな毎日を過ごしているあなたも少し目線を挙げて、お店を見てみたらなんであの店ってうれるんだろ~って思えるようになるので楽しいですよ!
ユニコロ